第102回全国高校サッカー選手権大会が12月28日に開幕。国立競技場での開会式の後、開幕戦で東京B代表の早稲田実と広島県代表の広島国際学院が対戦した。初出場同士の一戦は、前半にFW野見明輝が先制点を決めた広島国際学院が、後半にMF長谷川蒼矢の2点目で突き放して2-0で勝利。悲願の全国大会初勝利を飾った。

上写真=野見(11番)の今大会初ゴールで先制した広島国際学院が、全国大会初勝利を飾った(写真◎小山真司)

■2023年12月28日 全国高校サッカー選手権1回戦(@東京・国立競技場)
早稲田実 0-2 広島国際学院
 得点者:(広)野見明輝、長谷川蒼矢

早稲田実は反撃及ばず

 序盤から多くのチャンスを作って押し気味に進めていた広島国際学院は、28分に先制点を奪う。DF岡田康誠の左からのセンタリングをMF長谷川蒼矢がヘッド、枠内に飛んだシュートをFW野見明輝が頭で触ってコースを変え、ネットを揺らした。さらに52分にはDF藤井海地の右からのロングスローを、ニアサイドに入った長谷川がヘッドで決めて2点目。早稲田実はセットプレーなどで反撃するも及ばず、広島国際学院が同じく初出場だった夏のインターハイでは果たせなかった、悲願の全国大会初勝利を挙げた。