12月4日、カタール・ワールドカップのラウンド16でD組首位通過のフランスがC組2位通過のポーランドと対戦した。フランスはオリヴィエ・ジルーのゴールで前半を終えると、後半にキリアン・エムバペが強烈、かつ精度の高い2ゴールをスコア。試合を優位に進め、3-1で勝利し、準々決勝進出を決めた。

上写真=ファーサイドにゴールを突き刺し、チーム3点目を挙げて喜ぶエムバペ(写真◎Getty Images)

■2022年12月4日 カタールW杯ラウンド16(アル・サマーマ)
フランス 3-1 ポーランド
得点者:(フ)オリヴィエ・ジルー、 キリアン・エムバペ2
    (ポ)ロベルト・レバンドフスキ

エースの活躍でフランス快勝

 0-0で迎えた44分、フランスはダヨ・ウパメカノからの縦パスを受けたキリアン・エムバペがペナルティーエリア内へ入り込んだオリヴィエ・ジルーへパス。巧みなターンから左足で決め、1-0として前半を終了。主導権を握り続ける前回王者は後半も危なげない試合運びを見せる。

 74分に右サイドに出たウスマン・デンベレから中のジルーへ、さらに左のエムバペへ渡ると余裕を持ってキープし、ゴール左上へ蹴り込んだ。さらにアディショナルタイムに入った直後の90+1分にも左ウイングのマルクス・テュラムからのパスを受けたエムバペが右足で巻いてゴール右上に決めた。2得点のシュートのうまさが際立った。

 終了間際にVARによるハンドの反則でPKを取られて、ポーランドのロベルト・レバンドフスキに決められ1点を失ったものの、エースの2得点1アシストの活躍でフランスが快勝。連覇に向けて順調な歩みを見せた。

 36年ぶりのラウンド16進出を果たしたポーランドだが、なすすべなく敗退となった。