写真◎Getty Images
ポーランドが今大会初勝利を飾った。11月26日、カタール・ワールドカップC組でサウジアラビアと対戦。初戦でロベルト・レバンドフスキのPK失敗もあり0-0で引き分けていたが、そのエースがW杯5試合目にしてついに初ゴールを決めた。ポーランドは初戦に続いてクリーンシートも達成し、2-0で勝利を飾った。
上写真=ポーランドのロベルト・レバンドフスキがW杯初ゴール(写真◎Getty Images)
■2022年11月26日 カタールW杯C組(アル・ライヤーン)
ポーランド 2-0 サウジアラビア
得点者:(ポ)ピオトル・ジエリンスキ、ロベルト・レバンドフスキ
サウジアラビアは連勝ならず
チャンスはどこに転がっているか分からない。ポーランドが1-0でリードして迎えた82分、チャンスが転がり込んできた。
サウジアラビアのゴール前、パスをつなごうとするサウジアラビアMFがまさかのトラップミス。すかさずボールを拾ってGKとの1対1を難なく決めると、ロベルト・レバンドフスキはピッチに突っ伏した。しばらくして起き上がったとき、その目は赤かった。
サウジアラビアに押されながら、39分にはゴール前でパスを受けたが、シュートには持ち込めず。それでも冷静にピオトル・ジエリンスキに先制点をプレゼントしていた。
67分にもポストを叩き、「世界最高峰のストライカーのW杯無得点」という不思議な現象が続くかに思われたが、その呪縛を自ら破った。相手のミスに助けられての得点ではあったが、一時たりとも意欲を失わなかったからこそのゴールだ。
レバンドフスキは終了間際にも絶好機を決め損ねたものの、ループ気味に狙ったシュートを防がれても、笑みを浮かべていた。レバンドフスキとチームにとって、大きなW杯初得点になったのかもしれない。