UEFAチャンピオンズリーグの準決勝第1レグが26日に行われ、マンチェスター・シティ(イングランド)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦。激しい打ち合いとなったが、4-3でマンチェスター・Cが勝利を飾った。

上写真=先制ゴールをスコアしたデブライネ(写真◎Getty Images)

試合のスタートはシティ優勢も…

 試合開始直後の10分間だけを見れば、ホームのマンチェスター・シティが圧勝するかと思われた。開始90秒、リヤド・マフレズが右からスルスルと持ち込み、クロスを上げると、飛び込んだケヴィン・デブライネがヘッドを決めて、先制。11分にはボックス内でデブライネのパスを受けたカブリエル・ジェズスがトラップでDFを外してネットを揺らした。

 スタートからレアル・マドリードを押し込み、ビルドアップを封じたシティは、息もつかせぬ連続攻撃を披露。早々と2点のリードを奪った勢いそのままに押し気味に試合を進めた。26分にマフレズ、29分にはフィル・フォーデンがビッグチャンスを迎えたが、シュートが枠をとらえず。ここで点が取れなかったことが大きかったが、その直後からピンチをしのいだレアルにチャンスが訪れ始める。

 時間の経過とともに相手のプレスを外し、自陣から出て敵陣でプレーする機会を増やしていたが、33分にエースがエースと呼ばれる理由を示してみせた。フェルラン・メンディの左からのクロスをカリム・ベンゼマが左足ボレー。相手の左サイドバック、オレクサンドル・ジンチェンコにマークに付かれていたものの、ボールをとらえる技術はさすがのひと言で、しっかりゴール右に蹴り込み、1点を返した。

 後半の開始早々だった。1点差に詰め寄られたシティが、嫌な流れを断ち切るゴールを叩き込む。53分、前半の途中でジョン・ストーンズと交代で右サイドバックに入っていたフェルナンジーニョが機を逃さずに攻め上がり、クロスを供給。フォーデンがヘディングを決め、3-1とした。

 その2分後のことだ。今度はレアルが個の力でゴールを生み出し、追いすがる。自陣からヴィニシウスがドリブルを開始し、左サイドを疾走。追ってきた敵を置き去りにし、立ちふさがるDFを抜き去ってボックスに進入。名手エデルソンの届かない場所にボールを蹴り込んで、またも1点差に詰め寄った。

 点の取り合いは、ここで終わらない。74分にシティが追加点を手にする。縦横無尽にピッチを駆けていたベルナルド・シウバがネットを揺らした。ボックス付近で仕掛けたジンチェンコが倒され、ファウルで笛が吹かれるかと思ったか、レアル守備陣の動きが一瞬、止まった。だがベルナルド・シウバはプレーを止めず、一人こぼれ球を拾うと、左足を一閃。GKティボ・クルトワが一歩も動けない強烈なシュートをニアサイドに叩き込んだ。

 試合時間が残り10分となり、このまま決着と思われた80分、レアルは三たびシティに、にじり寄った。右サイドで得たFKのチャンス。トニ・クロースが蹴ったボールがベンゼマと空中戦を競ったエメリク・ラポルテの手に当たり、ハンドの判定。このPKをベンゼマがふわりと浮かすキック、いわゆるパネンカを決めて1点差とした。

 試合はそのまま、4-3で終了。序盤はシティが優勢だったが、前半途中から様相が変わり、レアルも力を示して激しい打ち合いになった。第1レグを制したシティが優位な状況ではあるものの、次戦をホームで戦うレアルは2点差以上の勝利で決勝進出が決まる状況。どちらにもチャンスはある。一つ間違いないのは、5月4日に行われる第2レグが第1レグにも増して熱く激しい戦いになるということだろう。