W杯アジア最終予選の最終節が29日に開催された。すでにグループAの韓国とイラン、グループBの日本とサウジアラビアがW杯出場を決めているが、アジア・プレーオフ(PO)に進出するそれぞれの3位チームも確定した。UAEとオーストラリアがアジアPOで対戦し、その勝者が南米予選5位との大陸間プレーオフに進出する。

上写真=UAEはホームで韓国を破り、グループAの3位となった。7番は得点を決めたハレブ・アブドゥラー(写真◎Getty Images)

UAEがホームで韓国を撃破!

 アジア最終予選のグループBは、勝ち点15のオーストラリアの3位が確定。アジアプレーオフ進出を決めていた。

 一方のグループAは前節終了時点で勝ち点3差の中に3チームがひしめく状況。勝ち点9のUAEが3位、勝ち点8のイラクが4位、勝ち点6のレバノンが5位となり、最終節の結果次第でどのチームにも3位に入る可能性があった。ただし、得失点差はUAEが「-1」であるのに対し、イラクとレバノンが「-6」。状況的にはUAEが有利となっていた。

 ホームに韓国を迎えたUAEはハレブ・アブドゥラーのゴールを守り切り、1-0で撃破。すでに相手はW杯出場を決めているとはいえ、難敵相手に勝ち点3を積み上げることに成功した。

 ちなみにレバノンはアウェーでイランに0-2と完敗。イラクも中立地で行なわれたシリアとのゲームで25本のシュートを浴びせたものの、1-1のドローに終わり、勝ち点を伸ばすことができなかった。

 この結果、グループAはUAEの3位が確定。6月7日に行われる『アジア・プレーオフ』は、UAEとオーストラリアが対戦することになった。その勝者が6月13日(or14日)に、南米予選5位との大陸間プレーオフに臨み、勝った方がW杯出場権を得る。

 なお、韓国が敗れ、イランが勝利したため、グループAの順位は1位イラン、2位韓国、3位UAE、4位イラク、5位シリア、6位レバノンとなった。