U-21日本代表DF加藤聖が、開催中の『ドバイカップU-23』での意気込みを語った。V・ファーレン長崎でのリーグ戦を終えて中東に飛び、初戦は交代出場。今後の2試合では武器の左足キックを生かし、目に見える結果を残すべく燃えている。

上写真=笑顔も交えて残り2試合への決意を語った加藤(写真◎スクリーンショット)

「A代表を基準にできるように」

 UAEのドバイで行なわれている『ドバイカップU-23』に参加しているU-21日本代表は、3月23日の初戦でU-23クロアチア代表に1-0で勝利。26日の第2戦はU-23カタール代表と対戦し、29日に順位決定戦に臨む。

 21日にV・ファーレン長崎のリーグ戦で交代出場して30分間プレーした加藤は、その後の移動を経て、現地到着は初戦前日の22日だった。それでも1-0とリードして迎えた86分から交代出場して左サイドバックに入り、持ち味の左足キックを生かした的確なつなぎや、効果的な攻め上がりを披露している。

 25日のオンライン会見では「ドバイに来て、最初は暑いと思っていましたが、だんだん気候に慣れてきて、コンディションも良い感じに上がってきている」と現状を明かした。短時間ながら試合に出場したことも大きかったようで、「ドバイでの試合勘もつかめたので、良い感じに上がってきている」という。

 2024年パリ五輪を目指すチームだが、大岩剛監督は選手たちに「パリ五輪経由A代表行きではなく、A代表にいながらパリ五輪に出場する」ことを求めている。加藤も指揮官の言葉に応えるように「U-21日本代表でもA代表を基準にできるようにやっていければ、チームとしてもレベルアップしていけると思う。大事にしていきたい」と語った。

 サイドの選手として「アシストなどで結果が分かりやすく出る。どんな相手でも自分の左足が通用して、目に見える結果を出せることをアピールしていきたい」と意気込むが、「まずチームが勝つことが大事」と強調する。「自分の特徴である左足のキックなどを生かして、それが最終的にチームの勝利につながったら一番いい」と自身に求める働きをイメージしていた。