写真◎Getty Images
カタールW杯、南米予選は第17節が各地で開催され、すでに本大会行きを決めていたブラジル、アルゼンチンに続き、エクアドル、ウルグアイが出場を決めた。なお、29日(日本時間30日)の最終節を前にペルー、コロンビア、チリの3か国がプレーオフに回る5位の可能性を残している。
上写真=W杯出場決定を喜ぶウルグアイのカバーニ(写真◎Getty Images)
大陸間プレーオフ進出の5位は3チームが争う
17節の注目カードは、4位ウルグアイ(勝ち点22)と5位ペルー(勝ち点21)の直接対決だった。会場は、勝ち点で1ポイント上回るウルグアイのホーム、センテナリオ。大観衆の後押しを受けて序盤から押し気味に試合を進めると、前半42分にベンタンクールがドリブル突破をはかり、その流れから最後はナンバー10を背負うジョルジアン・デ・アラスカエタが蹴り込み、先制。試合を通じてペルーの倍となる14本のシュートを放ったウルグアイがそのまま押し切り、1-0で勝利を収めた。他会場で6位チリ(勝ち点19)がブラジルに敗れたため、4位以内が確定。4大会連続14回目のW杯出場を決めた。
一方、3位エクアドル(勝ち点25)はアウェーで9位のパラグアイと対戦。自力で本大会行きを確定させたいところだったが、1-3で完敗した。しかし、ペルーとチリがともに敗れたため、最終節を待たずに2大会ぶり4回目のW杯出場が決定した。
なお、アジアの代表と大陸間プレーオフに臨む5位の座は、ペルー、コロンビア、チリで争われることになった。17節を終えての3チームの勝ち点は、ペルーが21、コロンビアが20、チリが19。2ポイントの差の中に3チームがひしめく。なお最終節は、ペルーがホームでパラグアイと、コロンビアはアウェーでベネズエラと、チリはホームでウルグアイとそれぞれ対戦することになっている。