2年ぶりに開催されているインカレ(全日本大学サッカー選手権)は、12月14日に準々決勝が行なわれた。阪南大がPK戦を制して関東勢以外では唯一の4強入りを果たし、流通経済大、明治大、駒澤大も勝ち抜いている。
上写真=阪南大(白)は福岡大を下してベスト4へ(写真◎藤田望)
関東勢3チームが勝ち残る
昨年度は新型コロナウイルスの影響で開催されず、2年ぶりに開催されているインカレ。12月14日に各地で準々決勝が行なわれ、前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場(群馬)では、福岡大(九州地区第2代表)と阪南大(関西地区第4代表)が対戦した。
38分に福岡大はFW北條真汰が決めて先制。だが阪南大も41分に、CKからのDF髙田椋汰のシュートが相手のオウンゴールを誘って追い付いた。その後は15分ハーフの延長を戦ってもスコアが動かず、1-1でPK戦に突入。1人目と2人目が失敗した福岡大に対し、阪南大は4人が決め、関東勢以外では唯一となる準決勝進出を決めた。
流通経済大(関東地区第1代表)と国士舘大(関東地区第7代表)の対戦は、前半にMF菊地泰智が先制し、試合終了間際にMF熊澤和希が決めた流通経済大が2-0で勝利。明治大(関東地区第3代表)と、びわこ成蹊スポーツ大(関西地区第3代表)の対戦は、前半のMF杉浦文哉とMF木村卓斗の得点で主導権を握った明治大が、後半にもFW藤原悠汰が追加点を挙げ、3-0で勝ち上がった。筑波大(関東地区第6代表)と駒澤大(関東地区第2代表)の一戦は、立ち上がりの6分にFW土信田悠生が先制点を挙げた駒澤大が、そのまま1-0で勝利を収めている。
準決勝は流通経済大-阪南大、明治大-駒澤大の顔合わせとなり、18日にNACK5スタジアム大宮(埼玉)で開催。決勝は25日に、同じくNACK5スタジアム大宮で行なわれる。