大学サッカーのシーズン最後のタイトルとなるインカレ(全日本大学サッカー選手権)が12月8日に開幕。昨年はコロナ禍の影響で行なわれなかったため、2年ぶりの開催で、各地で1回戦の8試合が行なわれている。

上写真=阪南大(白)と中京大の一戦は、終盤に決勝点を奪った阪南大が競り勝った(写真◎藤田望)

シード校は2回戦から登場

 インカレは今回が第70回となる歴史あるトーナメントだが、昨年度は新型コロナウイルスの影響で開催されず、中止となった総理大臣杯と合わせた代替の特例大会が開催されたのみ。今回は2年ぶりの開催となり、全国各地区から24チームが参加して、8日に1回戦8試合が行なわれた。

 前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場(群馬)での第1試合は、阪南大(関西地区第4代表)と中京大(東海地区第2代表)が対戦した。阪南大が21分にMF藤原雅弥のゴールで先制したものの、中京大も25分にFW碓井聖生が決め、すぐさま同点。その後はスコアが動かなかったが、85分に阪南大は交代出場のFW池田修志が勝ち越しゴールを奪い、2-1で勝利を収めた。

 第2試合では、福岡大(九州地区第2代表)と高松大(四国地区第1代表)が対戦。福岡大が4分にDF岡田大和、34分にはMF倉貫宏人が決め、前半で2点をリードして主導権を握った。後半には交代出場のFW山口隆希が2点を追加し、4-0の快勝で勝ち上がっている。

 今後は11日に2回戦を消化し、関東地区第1代表の流通経済大などシード校が登場。14日の準々決勝、18日の準決勝を経て、決勝は25日(開始時間は未定)にNACK5スタジアム(埼玉)で行なわれる。