7月28日の東京五輪男子サッカー1次リーグA組第3戦で、南アフリカ代表とメキシコ代表が対戦。メキシコが完封勝利を収めて日本に次ぐグループ2位となり、韓国と対戦する準々決勝進出を決めている。

上写真=メキシコが最後まで主導権を手放さず、南アフリカに完封勝利で準々決勝へ(写真◎Getty Images)

■2021年7月28日 サッカー男子1次リーグA組(@札幌ドーム)
南アフリカ 0-3 メキシコ
得点:(南)なし
   (メ)アレクシス・ベガ、ルイス・ロモ、エンリ・マルティン

・南アフリカメンバー◎GKロンウェン・ウィリアムズ、DFテンド・ムクメラ(67分:マクベス・マラング)、ルーク・フルールス、レポ・マレペ、カットレゴ・モハンム、MFタボ・セレ(83分:グッドマン・モセレ)、テボー・モコエナ、ルーサー・シン、カモヘロ・マラシ、コバメロ・コディサング(61分:リーブ・フロスラー)、FWエビデンス・マクコパ(83分:ヌコシンギフィレ・ヌグコボ)

・メキシコメンバー◎GKギジェルモ・オチョア、DFブラディミル・ロロナ、セサル・モンテス、ヘスス・アンフロ、ホルヘ・サンチェス(71分:アドリアン・モラ)、MFルイス・ロモ、カルロス・ロドリゲス、セバスティアン・コルドバ(71分: ホアキン・エスキベル)、FWウリエル・アントゥナ(77分:リカルド・アンフロ)、エンリ・マルティン(75分:エドゥアルド・アギーレ)、アレクシス・ベガ(77分:ディエゴ・ライネス)

立ち上がりから得点を重ねる

 逆転での準々決勝進出に向けて大量得点での勝利を目指す南アフリカが、立ち上がりからパワフルな攻めを繰り出していたが、先制したのはメキシコ。18分にカウンターで攻め込んで右サイドを崩し、最後はFWアントゥナのパスをFWベガが蹴り込んで均衡を破った。

 その後にベガが決定機を生かせず、1-0で前半を終わるかと思われたが、45分にメキシコがCKのセカンドチャンスから、相手のクリアがエリア内にこぼれたところをフリーで抜け出したMFロモが決め、良い時間帯にリードを広げて前半を終えた。

 苦しくなった南アフリカは58分、DFマレペがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入を経て退場処分となり、さらに苦しい状況に。メキシコはたたみかけるように、60分にFWマルティンがMFロドリゲスとのパス交換からダメ押しの3点目を決めた。

 メキシコは66分にロドリゲスが決定機阻止で退場処分となったものの、大勢に影響はなく、そのまま3-0で勝利。全敗の最下位で大会を終えた南アフリカに対し、メキシコは日本との第2戦の敗戦から立て直してグループを2位で突破し、7月31日の準々決勝では韓国と対戦する。

■グループA順位表
1 ※日本(勝ち点9/3勝/7得点・1失点/得失点6)
2 ※メキシコ(勝ち点6/2勝1敗/8得点・3失点/得失点5)
3 フランス(勝ち点3/1勝2敗/5得点・11失点/得失点-6)
4 南アフリカ(勝ち点0/3敗/3得点・8失点/得失点-5)
※決勝トーナメント進出決定