7月28日に行われた男子サッカー1次リーグ第3戦では、ルーマニアとニュージーランドが準々決勝進出をかけて対戦。B組は4チームすべてが勝ち点3で並ぶ状況での戦いとなったが、もう1試合で韓国リードの状況を踏まえながら、ニュージーランドがしっかり締めて2位でベスト8入りを果たした。

上写真=ニュージーランドがしっかりと試合を終わらせて勝ち点1を加えて突破!(写真◎Getty Images)

■2021年7月28日 サッカー男子1次ラウンドB組(@札幌ドーム)
ルーマニア 0-0 ニュージーランド

・ルーマニアメンバー:GKマリアン・アヨーニ、DFアンドレイ・チンドリス(79分、ロナルド・デアコヌ)、ビルジル・ギツァ、リカルド・グリゴレ、MFアンドレイ・ラティウ、マルコ・ドゥルカ(79分、アンドレイ・チョバヌ)、マリウス・マリン、フロリン・シュテファン、FWエドゥアルド・フロレスク(87分、アントニオ・セフェル)、アレクサンドル・ドブレ(79分、バレンティン・ゲオルゲ)、アンドレイ・シンテアン(59分、ジョルジェ・ガネア)
・ニュージーランドメンバー:GKマイケル・ウォード、DFキャラン・エリオ(46分、デーン・インガム)、ジャンニ・ステンスネス、ナンド・ピイナカー、リベラト・カケース、MFジョー・ベル、ジョー・シャンネス(46分、カラム・マッコーワット)、マシュー・ガーベット(72分、クライトン・ルイス)、マーコ・スタメニッチ、エリジャー・ジャスト、FWクリス・ウッド

ルーマニアも攻めたが決めきれず

 4チームすべてが勝ち点3で最終節に臨むという混戦のグループB。ここまでの2試合は、ルーマニアはホンジュラスに勝って韓国に敗れ、逆にニュージーランドは韓国に勝ってホンジュラスに敗れるという展開だった。

 そんな実力伯仲の両チームは、とにかく勝利を手にしたい思いが強く表れ、前半からともに2人が警告を受ける激しい戦いになった。チャンスも同じように訪れ、11分にはルーマニアのエドゥアルド・フロレスクが右からカットインしてニアを鋭く狙うフィニッシュ、31分には2試合連続得点中のニュージーランドのクリス・ウッドがFKを壁の下を通すがわずかに決まらず、37分には再びニュージーランドが左CKからウッドが強烈なヘディングシュート、45+1分にはルーマニアが左からのフロリン・シュテファンの絶妙なクロスにアンドレイ・シンテアンが突っ込むがわずかに合わず、といった具合だった。

 後半になっても流れは変わらず、一進一退の攻防が続いた。同じグループBのもう1試合では韓国がホンジュラスを早い時間から突き放しており、得失点差で上回るニュージーランドは引き分けのままでも2位に滑る込める計算が立っただけに、無理はしなかった。ルーマニアはもちろん攻めに出るのだが、60分に右CKからマリウス・マリンが狙ったダイビングヘッドも残念ながらGK正面を突いた。

 ルーマニアはなおも79分に3人を交代させるなど、前への意欲を強めたが、ゴールはならず。0-0で試合をまとめたニュージーランドが2位でベスト8進出を決めた。

■グループB順位
1 ※韓国(勝ち点6/2勝1敗/10得点・1失点/得失点9)
2 ※ニュージーランド(勝ち点4/1勝1分け1敗/3得点・3失点/得失点0)
3 ルーマニア(勝ち点4/1勝1分け1敗/1得点・4失点/得失点-3)
4 ホンジュラス(勝ち点3/1勝1敗/3得点・3失点/得失点0)
※決勝トーナメント進出決定