この連載では、全国高校サッカー選手権に出場し、その後Jリーガーとなった選手を当時のお宝写真とともに紹介していく。連載最終回は、第96回~98回大会編。今季J1デビューを飾ったあの有望株も、高校サッカーからプロに進んだ。

海外も注目するレフティー

◆西川潤

西川潤(桐光学園高校)

セレッソ大阪(2020-)/写真◎J.LEAGUE

西川潤(にしかわ・じゅん)◎2002年2月21日生まれ。第97回(18年度)選手権に出場。桐光学園高では2年時から10番を背負い、3年生に進級する前にセレッソ大阪への加入が内定。特別指定選手に指定されると、柿谷曜一朗以来となるクラブ史上2番目の若さで公式戦デビューを果たした。2019年5月のU-20W杯には飛び級で参加し、海外クラブからも注目を集める存在

◆荒木遼太郎

荒木遼太郎(東福岡高校)

鹿島アントラーズ(2020-)/写真◎J.LEAGUE

荒木遼太郎(あらき・りょうたろう)◎2002年1月29日生まれ。第96、97回(17、18年度)選手権に出場。パスにドリブル、直接FKと引き出しの多さは高校時代から際立った。2018年に行なわれたU-16アジア選手権では日本代表の主力として優勝に貢献。3年時の選手権出場は逃したが、今季加入した鹿島アントラーズで1年目から主力に抜擢される

◆武田英寿

武田英寿(青森山田高校)

浦和レッズ(2020-)/写真◎杉園昌之

武田英寿(たけだ・ひでとし)◎2001年9月15日生まれ。第96、97、98回(17、18、19年度)選手権に出場。青森山田高では2年時からトップ下を任され、第97回大会の優勝に貢献。連覇を狙った翌年も決勝に進出したが、静岡学園に敗れて涙をのんだ。今季から浦和レッズの一員となり、プロデビューを目指してフィジカル強化に励んでいる

◆松村優太

松村優太(静岡学園高校)

鹿島アントラーズ(2020-)/写真◎J.LEAGUE

松村優太(まつむら・ゆうた)◎2001年4月13日生まれ。第98回(19年度)選手権に出場。2年時から名門・静学で頭角を現し、2019年10月に鹿島アントラーズへの加入が内定した。選手権でも得意のドリブルで好機を演出し、格の違いを見せつける活躍。チームを24年ぶりの優勝に導いた。今年2月のルヴァン杯・名古屋グランパス戦でデビューを果たす

◆晴山岬

晴山岬(帝京長岡高校)

FC町田ゼルビア(2020-)/写真◎J.LEAGUE

晴山岬(はるやま・みさき)◎2001年6月30日生まれ。第97、98回(18、19年度)選手権に出場。2年時に出場した選手権では1回戦でハットトリックを決め、優秀選手に選出された。3年時は10番を背負ってチームをけん引し、新潟県勢初の4強入りに貢献。今季よりFC町田ゼルビアに加入し、U-19日本代表にも選出されている