この連載では、全国高校サッカー選手権に出場し、その後Jリーガーとなった選手を当時のお宝写真とともに紹介していく。連載第10回は、第90回~92回大会編。名門校の復活、そして歴史に残る劇的な初優勝があった。

国内屈指の右SB

◆室屋成

室屋成(青森山田高校)

FC東京(2016-)/写真◎J.LEAGUE

室屋成(むろや・せい)◎1994年4月5日生まれ。。第89、90、91回(10、11、12年度)選手権に出場。高校入学後に右SBにコンバートされ、U-17日本代表ではW杯8強進出に貢献して注目を集めた。高校卒業後は明治大に進学し、2016年にプロ入り。同年のリオ五輪に出場し、2017年に日本代表デビューを果たす

◆小屋松知哉

小屋松知哉(京都橘高校)

サガン鳥栖(2020-)/写真◎J.LEAGUE

小屋松知哉(こやまつ・ともや)◎1995年4月24日生まれ。第91、92回(12、13年度)選手権に出場。スピードあふれるドリブラーは、2年時の選手権で2トップを組んだ仙頭啓矢(現・横浜Fマリノス)とともに得点王を獲得。高校卒業後に名古屋グランパスに加入し、京都サンガF.C.でのプレーを経て、今季よりサガン鳥栖に完全移籍

◆西村拓真

西村拓真(富山一高校)

ベガルタ仙台(2015-18,20-)/写真◎J.LEAGUE

西村拓真(にしむら・たくま)◎1996年10月22日生まれ。第91、92回(12、13年度)選手権に出場。2年時に改修前の“最後の国立”で優勝を経験。元来の持ち味であるドリブルに加え、パスやシュートでもレベルの高さを見せた。卒業後はベガルタ仙台へ。2018年夏からヨーロッパに渡り、今年3月に仙台に復帰した

◆永戸勝也

永戸勝也(八千代高校)

鹿島アントラーズ(2020-)/写真◎J.LEAGUE

永戸勝也(ながと・かつや)◎1995年1月15日生まれ。第91回(12年度)選手権に出場。高校最後の年に強豪ぞろいの千葉県予選を勝ち抜くも、選手権では初戦で大敗。苦い経験を糧に法政大で成長を遂げ、卒業後にベガルタ仙台に加入。今季より鹿島アントラーズに完全移籍した