史上初の得点王“3冠”
◆大前元紀
大前元紀(おおまえ・げんき)◎1989年12月10日生まれ。第86回(07年度)選手権に出場。3年時の2007年に、主砲として全日本ユースと選手権の2冠達成に貢献。さらに、インターハイを加えた3大大会すべてで得点王を獲得する史上初の快挙を成し遂げた。高校卒業後に清水エスパルスに加入。デュッセルドルフ(ドイツ)と大宮アルディージャでもプレーし、今季からザスパクサツ群馬に加入した
◆米倉恒貴
米倉恒貴(よねくら・こうき)◎1988年5月17日生まれ。第85回(06年度)選手権に出場。パス制度やゲームメーク能力に優れ、キャプテンとして八千代高をけん引。選手権では激戦区の千葉県予選を勝ち抜き、国立までたどり着く原動力となった。プロ入り後にサイドバックに転向し、ガンバ大阪時代に3冠を経験。ハリルホジッチ監督時代に日本代表に招集された
◆鈴木大輔
鈴木大輔(すずき・だいすけ)◎1990年1月29日生まれ。第84、85、86回(05、06、07年度)選手権に出場。高校時代から体躯を生かした守備力は群を抜いており、2年時に8強入りに貢献。2008年にアルビレックス新潟に加入し、ロンドン五輪ではレギュラーとして活躍した。スペイン挑戦を経て、昨季より浦和でプレーしている
◆青木拓矢
青木拓矢(あおき・たくや)◎1989年9月16日生まれ。第85、86回(06、07年度)選手権に出場。テクニックとフィジカルを兼ね備え、高校生離れした才能を見せた。3年時の選手権1回戦での絶妙なスルーパスは一級品。高校卒業後に大宮アルディージャに加入し、2014年にライバルチームの浦和レッズに移籍した
◆河井陽介
河井陽介(かわい・ようすけ)◎1989年8月4日生まれ。第86回(07年度)選手権に出場。静岡が生んだ司令塔は、藤枝東高を12年ぶりの決勝に導いた。頂点にはあと一歩及ばなかったが、名門復活を印象づける活躍を披露。慶応大を経て2012年に清水エスパルスに加入し、今季で在籍9年目を迎える