日本サッカー協会(JFA)は7日、公式サイトに「反町康治技術委員長よりサッカーファミリーの皆さまへ」と題したメッセージを発表した。

上写真=昨季まで松本で指揮を執った反町氏(写真◎Getty Images)

3月末に技術委員長に就任

 新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの国民が自粛生活を余儀なくされている今、反町氏は「こうした状況下で私が特に心配しているのは、サッカーが大好きな子供達やそれを見守る指導者達がサッカー離れをしてしまうことです」と心境を吐露。また地域の街クラブが苦境に立たされていることにも触れ、「日本サッカー協会はこうしたクラブに対して支援事業をするべく動いています。ですから遠慮なく手を上げていただきたいと思っております」と呼びかけた。

 技術委員長の仕事について「キッズからプロまでの日本のサッカー向上、発展に向けて努力をしていくこと」と語る反町氏は、「私はこうした状況のためにサッカーを決して諦めて欲しくはないのです。サッカー好きの子供達は夢や希望をもってサッカーを続けて欲しい。子供達は数年後に日本代表のブルーのユニフォームを着て大観衆の中でプレーする可能性を秘めています。またそれを見守る指導者達も是非そうした子供達にロジック(論理)とパッション(情熱)をもって指導を続けて欲しいと強く願っています。サッカーを諦めず、今は辛抱と捉え新型コロナウイルスとの戦いに共に挑みましょう」と綴っている。

 昨シーズンまで松本山雅FCの指揮を執った反町氏は、3月末に日本サッカー協会の技術委員長に就任した。