3月29日、日本サッカー協会(JFA)は定時評議員会と2020年度第5回理事会を開き、新設されたアスリート委員会の委員長として川口能活氏の就任を承認した。新委員長は「選手たちのために力になれることをうれしく思う」とコメントを寄せた。

上写真=川口能活氏が新設されたアスリート委員会の委員長に就任した(写真◎Getty Image)

プレーヤーズファーストで

 日本サッカー協会の専門委員会の一つとして新設された「アスリート委員会」の委員長に、川口能活氏が正式に就任した。

 これはプレーヤーの意見や要望を、JFAがしっかり吸い上げていくための委員会であり、その責任者に川口氏が就いたことになる。期待されているのは、選手と協会を橋渡し役となり、選手の要望をまとめ、協会に提言していくこと。

 川口アスリート委員長は、以下の通り、決意を示している。

「今回、新しく設立されたアスリート委員会の委員長に選任いただきました。日本サッカーに関わる選手たちのために力になれることをうれしく思うと同時に、身の引き締まる思いです。

 新設の委員会のため、どのようなことを具体的に行まっていくのかという点はこれから詰めていくことになりますが、日本サッカー協会も掲げる『プレーヤーズファースト』の視点を常に持ち、選手たちがより良い環境でサッカーに臨めるよう尽力し、また選手たちの価値をさらに高めていくために何をすべきか、何が必要かを常に探求していきたいと思います」

 選手と協会の関係が、これまで以上に風通しの良いものになるように。川口委員長の手腕に期待したい。