Jリーグは1月31日、2020シーズンの登録選手を発表した。登録選手数はJ1が565人、J2が656人、J3が429人の合計1650人。そのリストをもとに編集部でランキングを算出し、ここでは出身地・出身校のトップ10を発表する。

≫≫年齢・身長編◎今季のJ登録選手ランキング

≫≫苗字・名前編◎今季のJ登録選手ランキング

東京都市圏が上位独占

▼出身地ランキング

順位出身地人数
1位東京都170人
2位神奈川県142人
3位大阪府131人
4位埼玉県118人
5位千葉県101人
6位ブラジル87人
7位静岡県75人
8位愛知県50人
兵庫県50人
10位北海道42人
福岡県42人

 日本の首都、東京都が最も多くの現役Jリーガーを輩出。3位の大阪府を除くと東京都市圏がトップ5を独占し、東京、神奈川、埼玉、千葉の合計は531人で、今季のJリーガー全体の約3分の1にあたる。またブラジル出身者は87人にのぼり(ポルトガル国籍の琉球DFダニエル・サンチェスを含む)、サッカー王国の静岡県よりも多い数字に。なお、都道府県で最も少ないのは福島県で、MF髙萩洋次郎(FC東京)の1人。

FC東京アカデミーで育った東京都出身のMF橋本拳人(写真◎J.LEAGUE)

緑の名門がトップに

▼出身校(ユース)ランキング

順位出身校・ユース人数
1位東京ヴェルディユース46人
2位柏レイソルU-1843人
3位FC東京U-1842人
4位ガンバ大阪ユース40人
5位横浜F・マリノスユース39人
6位セレッソ大阪U-1838人
7位サンフレッチェ広島ユース37人
8位市立船橋高33人
9位流通経済大付属柏高32人
10位浦和レッズユース31人

 名門、東京ヴェルディユースが堂々の1位。今季も5人がユースから昇格し、現在16人のアカデミー出身者がトップチームに在籍するほか、MF三竿健斗(鹿島)、DF畠中槙之輔、MF渡辺皓太(横浜FM)、MF前田直輝(名古屋)ら他クラブで活躍するOBも多い。高体連では、DF増嶋竜也(千葉)やDF杉岡大暉(鹿島)らを輩出した市立船橋高が、ライバル流通経済大付属柏高を僅差で上回りトップとなった。

鹿島のキャプテンに就任したMF三竿健斗も東京Vアカデミー出身(写真◎J.LEAGUE)

明治大が最大派閥を形成

▼出身大学ランキング

順位出身大学人数
1位明治大52人
2位流通経済大50人
3位早稲田大31人
4位国士舘大30人
中央大30人
6位阪南大28人
7位法政大27人
福岡大27人
筑波大27人
10位専修大26人

 1位は昨年の関東大学リーグ1部で優勝した明治大。今年はMF安部柊斗、DF中村帆高(FC東京)ら9人もの選手をプロに送り込み、高校・ユースを含めてJリーグでの最大派閥となった。2位の流通経済大の主なOBは、同校出身で初めてA代表に選出されたMF守田英正(川崎F)など。

明治大から今季FC東京へ加入し、ACLプレーオフに先発したMF安部(写真◎J.LEAGUE)