首位柏に追随したい京都だったが、アウェーで水戸に苦杯。3失点を喫し、リーグ戦では6月8日の17節大宮戦(●1-3)以来となる敗戦となった。勝ち点を積み重ねることができず、この日勝利した柏に勝ち点7差とされた。

上写真=FW一美はゴールを狙ったが、水戸の厳しい守備に完封された(写真◎J.LEAGUE)

■2019年8月17日 J2リーグ第28節
水戸 3-0 京都
得点者:(水)黒川淳史、オウンゴール、小川航基

山形の同級生2人から刺激「互いに気にし合っている」

 今季、G大阪から育成型期限付き移籍加入し、京都を最前線でけん引するFW一美和成。3試合連続ゴールの期待もかかったが、この日は水戸の厳しいマークに苦しみ、わずか1本のシュートしか放てず無得点に終わった。チームも、リーグ戦では4月20日の10節甲府戦(●0-1)以来、4カ月ぶりの完封負けを喫した。

「難しい試合でした。ボールを受けることすら、あまりできなかった。今日は特に、(水戸の守備陣に)結構見られているような感じがあったし、(相手の2人の)センターバックの間に立とうと思っていたんですけれど、うまく(マークを)受け渡されて、自分のリズムをつかめなかった。相手の守備がすごくよかったと思うし、今日は完敗です」

 J2得点ランク5位(暫定)の12ゴールを挙げているだけに、この試合のように相手からのマークはより厳しさを増していくことだろう。ただ、チームを勝たせるため、そしてJ1の舞台へ導くために、その中でもストライカーとしてゴールを決めることが求められる。

「点を決めることは大事です。今日は、強引に自分で(シュートまで)持っていって決められるようなシーンを作り出さなければいけなかった。そういうシーンを多く作り出していきたい」と、水戸戦での反省を今後の糧にする。

 J1昇格を争う元チームメイトにも負けてはいられない。前節時点で4位だった山形に、大津高校(熊本県)から共に戦ってきたDF野田裕喜と、FWとしてポジションを競った髙木彰人が、シーズン途中に移籍した。昨季はG大阪で同僚だった同級生2人が、J2で戦うライバルとなった。

「毎回、スタメンで出るかどうか確認したり、ゴールを決めたらその動画を見たりしています。たぶんお互いに気にし合っていると思うし、良い刺激をもらっています。特に髙木は同じフォワードですし、結果は目で見ればはっきりと分かる。だから自分もしっかり結果を残していきたい」と、それぞれの目標を達成するために切磋琢磨する。

「上位争いの中で、自分がチームを勝たせる気持ちでやっていきたいなと思います」

 ライバルの活躍にも刺激を受けながら、熊本出身の点取り屋はさらなるゴール量産を誓う。

取材◎小林康幸

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