写真◎J.LEAGUE
序盤から鹿島が主導権を握ると、25分に永木亮太のクロスからレオ・シルバが先制ゴールを挙げる。後半に入ると攻勢を強め、47分に白崎凌兵が移籍後リーグ戦初得点をスコア。さらに、セルジーニョのミドルシュートなどで4点を追加し、鹿島がホームで松本に5-0と圧勝した。
上写真=自身の誕生日に2ゴールを決めた白崎(真ん中)と先制点のレオ・シルバ(右)、5点目の中村(写真◎J.LEAGUE)
■2019年5月18日 J1リーグ第12節
鹿島 5-0 松本
得点者:(鹿)レオ・シルバ、白崎凌兵2、セルジーニョ、中村充孝
「目に見える結果だけじゃなくて、チームのために戦うことが大事」
後半開始早々に、鹿島に大きな追加点が入った。決めたのは、この日26歳の誕生日を迎えた白崎凌兵だ。“バースデイ・ゴール”について本人は「意識していない」と話すものの、得点が決まった後はピッチ上のほぼ全員が白崎の元へ集まり、歓喜の輪を作った。
「(ゴールは)うれしかったし、チームのみんながすごく祝福してくれた。『おめでとう』と声をかけてもらえてよかった」
左足と頭で2得点。「リラックスして(シュートを)打てた。力まずに、落ち着いて、しっかりニア(サイド)に流し込めた」と振り返る47分のゴールは、待望の移籍後初ゴールでもある。喜びを噛み締めつつ、これまでにゴール以外で果たしてきた役割について言及する。
「(これまで)アシストはあったし、ゴールへ近づいている感覚があったから、焦りはなかった。試合に出始めてから、ほとんどのゴールに絡めている。自分で決めることもそうだけれど、それ(ゴールに絡むこと)も重要なこと。目に見える結果だけじゃなくて、チームのために戦うことが大事かなと思います」
チームはリーグ戦3連勝。特に、ホームでは前回の清水戦(○3-0)に続き大勝し、強さを見せている。ともに2列目を担うブラジル人MFレアンドロとの連係も良好だ。
「レアンドロは一人でも攻撃できる選手だし、トレーニングから(白崎自身との)コンビネーションは問題ない。それが試合で発揮できていると思います」
今季から鹿島に加わったアタッカーが、チームに攻撃の厚みをもたらしている。