5月7日、U-20日本代表を率いる影山雅永監督は、5月23日に開幕するFIFA・U-20ワールドカップ(ポーランド開催)を戦う21人のメンバーを発表した。これまで、この世代の代表でキャプテンを務めてきた湘南の齊藤未月や、4月の代表合宿にも呼ばれた神戸の郷家友太、2年前の前回大会にも出場したFC東京の田川亨介らが選出。一方で、久保建英(FC東京)、安部裕葵(鹿島)、大迫敬介(広島)は選外となった。

上写真=U-20ワールドカップメンバーに選ばれた田川、齊藤、郷家(左から) 写真=J.LEAGUE

「この選手たちと最高の成績を」

 ポーランドの地でU-20ワールドカップを戦う21人の代表メンバーが発表された。メンバーリストに、MF久保、FW安部、GK大迫、また負傷離脱しているGK谷晃生(G大阪)やDF橋岡大樹(浦和)といった選手の名はなかったものの、湘南で活躍する齊藤未月や鈴木冬一、神戸の郷家友太らが名を連ねた。

 チームを率いる影山監督は、U-20ワールドカップという大会を「この年齢で世界を代表する国のチームの選手と戦える貴重な場」と表現し、その舞台で「この選手たちと最高の成績を出せるように、準備をしていきたい」と、上位進出を狙う。

 ただ、グループステージで対戦する3カ国は、いずれも世界屈指の強豪ばかりだ。すでに大会メンバーが発表されている南米王者のエクアドルではDFディエゴ・パラシオス(ウィレム=オランダ)やFWスティベン・プラサ(バジャドリード=スペイン)、メキシコではMFディエゴ・ライネス(ベティス=スペイン)といった、A代表にも選ばれている選手が選出されている。また、グループステージ3戦目にはイタリアとの対戦も待ち受けている。3試合とも、厳しい試合となるだろう。

 それでも、指揮官は強敵撃破へ、最善の準備をして大会に臨むことを強調する。

「代表選手の持っているポテンシャルを発揮させられるような準備をして、ポーランドの地へ乗り込みたい」(影山監督)

 初戦のエクアドル戦まで、あと2週間あまり。若き日本代表が世界に挑む。
 

■U-20ワールドカップ(5/23~6/15 ポーランド)メンバー

(背番号・選手名・所属)
▼GK
1 若原 智哉(京都)
12 茂木 秀(C大阪)
21 鈴木 彩艶(浦和ユース)
▼DF
2 東 俊希(広島)
3 小林 友希(神戸)
4 瀬古 歩夢(C大阪)
5 菅原 由勢(名古屋)
15 鈴木 冬一(湘南)
17 三國 ケネディエブス(福岡)
19 喜田 陽(福岡)
▼MF
6 郷家 友太(神戸)
7 伊藤 洋輝(名古屋)
8 藤本 寛也(東京V)
9 斉藤 光毅(横浜FC)
10 齊藤 未月(湘南)
16 山田 康太(横浜FM)
18 滝 裕太(清水)
▼FW
11 田川 亨介(FC東京)
13 宮代 大聖(川崎F)
14 西川 潤(桐光学園高)
20 中村 敬斗(G大阪)
 

■U-20日本代表 今後のスケジュール(予定)

▼5月12日~ U-20ワールドカップ直前キャンプ
 
▼5月23日(木)~6月15日(土) U-20ワールドカップ(ポーランド)
5月23日(木) グループステージ第1戦 vsエクアドル
5月26日(日) グループステージ第2戦 vsメキシコ
5月29日(水) グループステージ第3戦 vsイタリア
6月2日 (日)~4日(火) ラウンド16
6月7日 (金)~8日(土) 準々決勝
6月11日(火) 準決勝
6月14日(金) 3位決定戦
6月15日(土) 決勝
 
※日付は現地時間