5月3日から長野県の菅平高原で行なわれていた第32回サッカーマガジン雪印メグミルクカップ・全国レディース大会は、5日に最終日を迎えた。決勝トーナメントはJAPANサッカーカレッジレディース ブルー(新潟)が制し、昨年に続く2連覇を飾っている。

上写真◎連覇を達成したJAPANサッカーカレッジレディース ブルー(写真◎BBM)

平成から令和へ、時代をまたいでの連覇

 最終日は、決勝トーナメントと中位トーナメントが準々決勝、下位トーナメントは準決勝以降が行なわれた。菅平高原サニアパークでの決勝トーナメント決勝では、JAPANサッカーカレッジレディース ブルーと、浦和レッズレディースジュニアユースが対戦。試合は立ち上がりに動き、前半2分(25分ハーフ)、JAPANサッカーカレッジレディース ブルーのFW北沢明未が決めて、いきなり均衡を破った。

激しい競り合いが続いた決勝トーナメント決勝(写真◎BBM)

 その後は浦和レッズレディースジュニアユースも的確にパスをつなぎつつ、中学生チームとは思えない力強いプレーも見せて相手ゴールに迫る。後半にかけて何度かゴールに迫るシーンを作ったが、JAPANサッカーカレッジレディース ブルーの堅守は崩れず、そのまま1-0で勝利。昭和63年に始まった伝統の大会で、昨年に平成最後の菅平の女王となったJAPANサッカーカレッジレディース ブルーは、令和初の王座にも輝き、見事に連覇を達成した

この日3試合目の決勝でも、両チームは疲れを感じさせない動きを見せていた(写真◎BBM)

 決勝終了後の表彰式では個人表彰も行なわれ、大会MVPは、スピードあふれる突破で多くのチャンスを作り出したJAPANサッカーカレッジレディース ブルーのMF砂川莉里佳が受賞。決勝の先制点で今大会通算8試合21得点と、驚異の得点力を発揮した北沢明未(JAPANサッカーカレッジレディース ブルー)が得点女王に輝いた。このほかの大会優秀選手、各トーナメントの優勝チームは下記の通り。

 なお、今大会の詳細なリポートは、5月24日発売のサッカーマガジン7月号に掲載される。

●個人表彰

[大会優秀選手]
GK
・木下菜摘(JAPANサッカーカレッジレディース ブルー)

DF
・平尾愛穂(JAPANサッカーカレッジレディース ブルー)
・岡村來佳(浦和レッズレディースジュニアユース)
・坂口博美(浦和レッズレディースジュニアユース)
・新井みゆき(浦和レッズレディースジュニアユース)
・山口歌子(アルビレックス新潟レディースU-18)
・菅原眞名(日テレ・メニーナ・セリアス)

MF
・小河原彩花(JAPANサッカーカレッジレディース ブルー)
・砂川莉里佳(JAPANサッカーカレッジレディース ブルー)
・角田楓佳(浦和レッズレディースジュニアユース)
・白沢百合恵(アルビレックス新潟レディースU-18)
・中岡理子(常盤木学園高等学校G)
・米澤心花(松商学園高等学校NEGI)

FW
・北沢明未(JAPANサッカーカレッジレディース ブルー)
・山本結菜(常盤木学園高等学校G)
・岩下 楓(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15 Colza)

[大会MVP]
・砂川莉里佳(JAPANサッカーカレッジレディース ブルー)

[得点女王]
・北沢明未(JAPANサッカーカレッジレディース ブルー) 21得点

●その他のトーナメントの結果

[中位トーナメント優勝]
横須賀シーガルズMEG

[下位トーナメント優勝]
・清水FC女子

決勝トーナメント 最終結果

中位トーナメント 最終結果

下位トーナメント 最終結果

中位トーナメント優勝の横須賀シーガルズMEG

下位トーナメント優勝の清水FC女子

写真◎BBM