2017年10月のハイチ戦以来となるA代表での試合出場となった小林祐希。オランダで挑戦を続ける26歳が、コロンビア戦から一夜明け、日の丸を背負う選手としての自覚を明かした。

上写真=ボランチの位置で攻守に献身的なプレーを見せた小林(写真◎小山真司)

「岳と蛍くんはパーフェクト。でも俺はタイプが違う」

 コロンビア戦では71分に途中出場し、約20分間プレーした。前回A代表で戦ったときと同じ横浜のピッチで、1年5カ月ぶりとなるAマッチ出場。同じ年齢の柴崎岳とボランチを組み、攻守にわたってチームの歯車となった。

「(柴崎)岳と(山口)蛍くんはパーフェクトでしょ。素晴らしいと思いました。(ボールへの)寄せが早いし、相手の中盤に全然前を向かせていなかった。崩されたシーンもなかったし、あれだけできればすごいなと思いましたね。でも、俺はタイプが違うので、自分の良さを出して、サッカーを楽しめたらいいな、と」

 長らく日本代表から離れていても、サムライブルーへの思いが揺らぐことはない。日の丸を背負って戦う意味を人一倍に考えている。

「自分が活躍したいとか、自分がどう生きようとか、自分のことしか考えていない選手は選ばれない。俺はまだ代表の常連という感じではないけれど、選ばれた以上はそういう責任感を持ってやっていきたい。周り(の選手)がどう生きるかを考えてプレーします」

 26日に神戸で行なわれるボリビア戦では、森保ジャパンをけん引する背番号25の姿にも注目が集まりそうだ。