上写真=練習後のピッチに残り、森保監督と話し込む川又(写真◎BBM)

 10月9日、日本代表はパナマ戦(12日)に向けて新潟市内でトレーニングを行なった。この日は海外組の長友佑都、吉田麻也、酒井宏樹、中島翔哉、南野拓実、さらに負傷した浅野拓磨に代わって招集された川又堅碁も合流。合宿2日目に23人全員がそろった。

「何かしらの結果を残したい」

 昨年12月のE-1選手権以来ととなる代表招集。しかも、前回と同じ追加招集。しかし「ピッチに入れば関係ない」と川又は話し、その言葉通り、合流初日から意欲的に練習に取り組んだ。

 軽いランニングとストレッチのあと、この日合流した海外組が別メニューを行なう中、同じくこの日から合宿に参加した川又はハーフコートで行なった8対8などメニューをすべて消化。さらに全体練習が終わったあともそのままピッチに残り、森保監督と真剣なまなざしで話し込んだ。
 
 時間にすれば、10分あまり。ただ、その時間は川又にとって、極めて重要なものだったようだ。

「ポイチさんとは僕、(アルビレックス新潟で)2年、いや1年ちょっとか、一緒にやっているので、色んな話をしましたね。自分のどういうところを見てくれていたのか、とか。そしてここ(代表)では、どういうところで起点を作って、自分はどういうふうにプレーするのかとか、いろいろと聞きましたね、はい」

 森保監督との会話によって自分の役割の理解が進み、考えを整理することもできた。

「この間の(日本代表の)試合とかを見て、自分が起点になるんだったらファーストアクションのときにどうするか、2列目の選手がドリブルに長けていたり、推進力のある選手が多いんで、そういう選手たちをうまく使うための起点について、(監督とは)色々と話しました」

 自身も「J1初ゴールを挙げた思い出の地」と認める新潟で、ともに仕事をしたヘッドコーチが監督を務める日本代表に呼ばれ、久々に日の丸を背負って試合に臨む。川又にとっては最高の舞台が整ったと言えるだろう。

「新潟でやれるというのは、しかもこのタイミングで追加招集だからすごく縁を感じるし、たくさん新潟のサポーターも見に来てくれると思うので、チームとして良い結果を出しつつ、自分も何かしらの結果を残したいなと思います」

 川又の言う「何かしらの結果」とは、どんなものなのか。2列目の攻撃力を引き出す起点となるプレーか。あるいは森保監督が求めるチームを助けるハードワークの実践か。それとも、2015年3月31日のウズベキスタン戦以来となる代表でのゴールか。

取材◎佐藤 景