前日会見に出席した鹿島の大岩監督、三竿健斗、セビージャのエスクデロ、ベリッソ監督(左から)

私たちのスタイルでチャレンジしたい

7月21日、明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017の前日会見が行なわれ、対戦する鹿島アントラーズとセビージャの監督と選手が出席した。

セビージャを迎え撃つ鹿島の大岩剛監督は、「スペインの強豪クラブと試合をする機会はあまりない。今回は良い試合をして勝利で終われるように、準備をして明日の試合に臨みたい」と意気込みを語り、MF三竿健斗も「普段は(セビージャのような)強いチームと戦う機会はなかなかない。いま僕たちが持っているものをすべて出して、絶対に勝って、この先につなげたい」と、勝利を目指して戦うことを強調した。

一方、セビージャのエドゥアルド・ベリッソ監督は「私たちは来季のラ・リーガを戦う準備をしているなかで、先日のセレッソ戦(○3-1)は良いリズムで試合を進めることができた。明日の試合はみなさんに楽しんでもらいたい」と、17日に行なわれたC大阪戦での手ごたえを口にした。DFセルヒオ・エスクデロは「Jリーグの強豪チームである鹿島と対戦できることをうれしく思っている。自分たちのパフォーマンスを改善するためにも、良い機会になると思っている」と、新シーズンに向けたこの一戦の意義を語った。

また、両指揮官はそれぞれ対戦相手の印象についても言及した。

大岩監督は「パス回しが多く、リズム良い攻撃で戦うチームだと感じている。選手一人ひとりのレベルも相当高いし、特に攻撃面では良いコンビネーションが見られた」と、C大阪戦で見せたセビージャのパフォーマンスを警戒。それでも、「私たちは下がるのではなく、積極的に前線からボールを奪いにいくスタイルでチャレンジしたい」と決意も語った。

対するベリッソ監督は「レアル・マドリードを追い詰めたチーム」と、昨年のクラブ・ワールドカップ決勝で鹿島が示したインパクトの大きさに触れ、「ダイナミックで速いサッカーをする印象を持っている。明日の試合で自分たちのリズムを終始キープするのは難しいと思うが、私たちのスタイルで戦いたい」と、展望した。

ともに自らの信じるスタイルで戦うことを誓う両監督だけに、明日の試合では互いの特長がぶつかり合う好ゲームが期待できそうだ。

7月22日(土)
明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017
鹿島アントラーズvsセビージャ(スペイン)
18時キックオフ(カシマスタジアム)